尾瀬の旅
こんにちは!
好日山荘高知大丸店スタッフです。
ここ最近は振り返りの読も山ブログを更新していましたが、本日はつい先月のことをお届けします。
::: 7月半ばの尾瀬に出かけてきました :::
今回は小屋泊まりの2泊3日、尾瀬ヶ原~燧ケ岳~尾瀬沼を歩きます。
11時40分、鳩待峠登山口を出発!
涼しい樹林帯の木道をゆるやかに下ります。
くますずを鳴らすポイント!
尾瀬にはツキノワグマが生息しており、クマに人間の存在をお知らせします。
クマは人の気配を感じると、先に逃げるなどして人と出会うのを避けるのが普通です。
なるべく早く自分の存在をクマに知らせることが、出会わないための第一歩とのこと。
なかなかの大きな音で鳴りました。
おじゃまします!
12時30分。山の鼻キャンプ場。
至仏山荘で豚汁をいただきます。
本当はゆっくりカレーライスを食べたかったのですが、この頃には予報通り空模様があやしくなってきており早食いでした。
暖かい汁物で元気が出ます!
尾瀬ヶ原・・・!ついにこの景色。
広がる湿原。続く木道。
曇天になりつつある上空・・・目の前の燧ケ岳付近には時折雷が・・・!
夏休みで学生さんの団体も多く、みなさん足早に進んでいました。
点在する池塘。黄色い小さなお花はキンコウカ。ふわふわ揺れています。
写真を撮ったりじっとお花を見たり、急ぎつつ道草しながら14時。
本日のお宿、龍宮小屋に到着!
オーナーさんが、「雨が降る前に着いてよかった~!待ってたよ。」とのこと。
その10分後に雨が降り出しました。
お部屋からの景色。尾瀬ヶ原と至仏山。
17時、夜ご飯。
冷えた缶ビールをいただく!
おかずもたくさんあって豪華です。
目の前の尾瀬ヶ原でサンセットタイム。
あたりが暗くなるまでワインを飲みながらのんびり過ごしました。
至福すぎて下界での現実の記憶がなくなりそう・・・。
2日目。
どうやら夜の間に雨が降ってぱらぱら小雨の朝。
そろそろやみそうだったので前日に龍宮小屋のオーナーさんに相談していた、
牛首分岐とヨッピ吊橋の間のニッコウキスゲの群生を朝食前にさくっと見に行くことに。
誰もいない早朝の霧の中!
やはりもうピークは終わっていました。
自分の目で確認したので心残りはありません。
ぽつぽつとゆっくり咲いてくれた黄色の子たちがいたのでしばし眺めます。
一日花の儚さよ・・・!
6時に朝食。
海苔の袋に龍宮小屋の文字が。
朝から歩いたのでおなかぺこぺこでご飯2杯いただきました。
小屋が居心地よく少々のんびりしてしまい7時40分頃出発。
名残惜しい・・・!また絶対行きたい大好きな場所になりました。
どんどん大きくなってくる燧ケ岳。
山頂はガスの中。
見晴地区が少しづつ見えてきました。
8時頃、尾瀬小屋に到着。
ここで水をいただきます。
尾瀬は水が豊富なため、飲めるところが多く本当にありがたいことです。
いよいよ見晴新道から燧ケ岳へ!
高知から持って行っていたごっくん馬路村のゼリーが最近の登山時のお気に入りで、
登り初めから少しづつ補給しています。
見晴新道はとにかく泥濘との情報でしたが、登山口からすでに足元どろどろ!
滑りやすい所がとにかく苦手なので、何度も足が止ます。
登山者はほかにおらず、無心で泥との戦いでした。
時々咲いていたギンリョウソウ。
6合目。10時頃通過。
ザックをおろして座ると腰を据えそうな気がしたので休憩は立ったまま3分くらい。
実は水の分量を間違えたことを薄々感じていて、節約していました。
剣山の売店で購入した吸えるハチミツがここで大活躍。水の代わりに少しづつ吸っていました。
糖分摂取でだいぶ助かりました。
反省点。水は2リットル持っていくべきだった!(1.5リットルだったので)
11時10分。燧ケ岳柴安嵓登頂!
ちょうどガスが抜けてきて、歩いてきた尾瀬ヶ原が見渡せます。
反対側にはこれから向かう尾瀬沼。
途中から登山者が増えてきて、同じくらいのペースで登っておられた方とお話しました。
ピストンで見晴地区に戻り、山小屋に宿泊されるとのこと。
行動食のナッツやチョコレートなどを食べつつゆっくり30分くらい休憩しました。
11時45分、俎嵓。
ミノブチ岳を通過して長英新道へ。
14時20分、尾瀬沼に到着・・・!
靴がドロドロ!
スポルティバTX5、今回登山で履くのが2回目でしたが難なく快適。
しっかり足を包み込んで気持ちの良い履き心地。
2日目の宿泊場所は、長蔵小屋!
くまさんが出迎えてくれました。
17時に夜ご飯。なんと生ビールがありました・・・!
生中900円。
ここでもご飯はおかわり。本当においしくて幸せです。
雨が降り出す前に少し尾瀬沼を散歩。
3日目。
長蔵小屋の朝ごはん。
配膳がとてもスムーズですぐに運んでくださります。
6時40分頃に長蔵小屋を出発!
尾瀬沼周辺をゆっくり散策しながら大清水に向かいます。
逆さ燧!
すっきりした天気の朝だったのでとてもくっきりきれいに見ることができました。
ゆるやかな下りでさくさく進みます。
7時25分、三平峠。
ところどころ朽ちていますが、よく整備された木道の樹林帯。
一ノ瀬バス停からはひたすら林道歩き。乗合バスも出ています。
9時5分。大清水に無事到着。
お疲れ山~!
山小屋と湿原と燧ケ岳。
全部満喫した贅沢な旅!お天気にも恵まれて大満足です。
四国からはなかなか足を延ばしにくい東北地方ですが、今回交通面もだいぶ調べたので気になる方はご質問くださいね♪
好日山荘高知大丸店 スタッフ